04/21
2025
Mon
旧暦:3月24日 友引 庚 
教育・文化
2015年10月14日(水)9:06

伊良部の自然を俳句に

市文化協・文芸部会が吟行会/文化祭の一環


伊良部島の自然などを詠む吟行会に参加した皆さん=11日、伊良部公民館(写真提供・宮古島市文化協会)

伊良部島の自然などを詠む吟行会に参加した皆さん=11日、伊良部公民館(写真提供・宮古島市文化協会)

 宮古島市文化協会・文芸部会(新城美津枝部会長)は11日、伊良部島で吟行会を開いた。児童生徒を含む市民26人が参加。俳句の題材を求めて、1月に開通した伊良部大橋や、日本の渚百選に選定されている佐和田の浜を巡った。句会も行われ、伊良部島の自然と風土を詠んだ池田きみえさんの作品「新北風や佐和田の浜に岩遊ぶ」が高点句となった。

 16日から始まる第10回市民総合文化祭の一環。俳句に親しみながら底辺拡大に結び付けることを目的に開催した。

 新城部会長は「伊良部島の美しい景色を皆さんで楽しみながら、思い思いの俳句を作ってください」、市文化協会の大城裕子会長は「伊良部島の自然と向き合いながら、そこかしこに隠れた言葉や内側から溢れてくる言葉を組み立てて、自分だけの一句を詠んでください」とそれぞれ呼び掛けた。

 参加者たちは、無数の大岩が点在する佐和田の浜の光景をじっくりと観察したり、海岸べりや木陰などを散策。言葉が頭に浮かぶと立ち止まっては指を折り、口ずさむなどして思い思いのテーマで作品づくりに励んだ。

 伊良部公民館では、作った俳句を互いに発表する句会が行われた。参加者全員から出された2点ずつを選評した結果、池田きみえさんの作品が高点句を獲得。次いで池田俊男さんの「大小の岩を散りばめ秋干潟」、大城裕子さんの「秋の海魚垣の間を風走る」が選ばれた。

 参加者からは「次回の吟行会が楽しみ」「近いうちにまた吟行会を開催してほしい」などの声があり、好評だったことがうかがえた。

 今年の市民総合文化祭は16日~21日まで市中央公民館で開かれる。今回の吟行会で詠んだ句の一部は文化祭会場に展示される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!