最高賞獲得に意欲/県畜産共進会
宮古代表出品者を激励
25日本番「万全の態勢で臨む」
25日にJAおきなわ宮古家畜市場で開催される県畜産共進会に向けて、宮古地区農業振興会(会長・下地敏彦市長)は15日、JAおきなわ宮古地区本部で出品者激励会を開いた。9人の出品者を代表して決意表明した島尻誠さんは「万全の態勢で審査に臨む」と力強く語った。会場には県、宮古島市、JAなど関係団体の代表らが出席。34年ぶりとなる宮古島開催での最高賞獲得を誓い合った。
出品者は、若雌第1類の部が根間邦俊さん、砂川健治さん、砂川栄市さんの3人。若雌第2類の部は池間輝光さんと島尻誠さん、成雌第1類の部は下地文男さんと伊山和吉さん、成雌第2類の部は砂川辰夫さんと松原せつ子さん、砂川健治さんの3人となっている。
激励会では、はじめに下地会長(代読)が「今回の出品牛も粒ぞろいで、出品者の飼養努力、関係機関による管理指導も継続しているため(共進会での)上位入賞を確信している」と期待を込めた。その上で「この結果により、増体がよく飼いやすく、肉質に優れた宮古和牛のブランド化に拍車がかかるものと大いに期待している。宮古和牛改良組合の取り組みを、畜産共進会で存分に見せ付けていただきたい」と話した。
この後、県宮古農林水産振興センターの安里和政所長が「宮古地域は子牛の競り価格において県内トップの成績を維持し、優れた母牛を有する地域。県畜産共進会で上位入賞できる資質は十分に備えている」と太鼓判を押し、「団体賞や農林水産大臣賞の獲得に向けて生産者、関係機関一丸で頑張ろう」と述べた。
これらの激励を受けて出品者の島尻さんは「宮古地区畜産共進会以降、技術委員会や宮古島市、関係機関の熱心な指導をいただいてここまで頑張ってくることができた。おかげで出品牛の仕上がりは良い。万全な態勢で審査に臨める」と現状を報告。「本番に向け、出品牛、出品者共々体調には細心の注意を払い、皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と決意した。
この後は、乾杯の音頭や楽しい余興を交えながら出品者を激励。最後は全員でガンバロー三唱を行い、共進会での最高賞獲得に向けて結束を深めた。