社会・全般
2015年10月20日(火)9:04
旅客ビルの増築要請/宮古空港ターミナル社
下地社長が副知事に
【那覇支社】宮古空港ターミナル社の下地義治社長と下地洋一専務は19日、県庁に浦崎唯昭副知事を訪ね、旅客ターミナルビルの増築・整備について要請した。浦崎副知事は「窮状はよく理解している。県も支援する体制に心を一つにしている」と述べた。
下地社長は要請文を読み上げ、「現在の旅客ビルの対応人数は年間乗降客数100万人となっている」と指摘。「2014年度の乗降客数は132万人とすでに大きく超過し、1階チケットロビーと2階搭乗待合室は繁忙期には恒常的に狭隘となっている」と、厳しい現状を説明した。
その上で、「国際線旅客にも対応できる旅客ビルの増築と、整備に当たっては太陽光など自然エネルギーを最大限活用した防災に強い仕様とすること」を要請した。
浦崎副知事は「県全体での観光客1000万人の大きな目標が見えてきた中で、宮古など離島にもそれぞれ影響が出てくる」との見方を示し、「今後、国際便や旅客の需要に対応した大規模な投資が必要な場合においては、県も必要な支援を検討していきたい」と話した。