下地、長田さん知事表彰
長年、社会福祉増進に貢献
【那覇支社】「あなたが主役! ひとりひとりを大切にするまちづくり」をスローガンに、第58回県社会福祉大会(主催・県、県社会福祉協議会など)が22日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で行われ、長年にわたり社会福祉事業団体役員・施設従事者として社会福祉の増進に貢献した宮古島市の社会福祉法人「ユームツ会」常務理事の下地徹さん、同「ふたば保育園」理事長・園長の長田克子さんの2人を含む212人・97団体が知事表彰などを受けた。
ユームツ会「青潮園」の2002年創設時から係わった下地さんは、「本当にありがたい。今後も福祉活動に頑張れとの励ましの表彰だと思って、今まで以上に弱い立場の方々の味方となって取り組みたい」、保育園運営に32年従事する長田さんは、「素直にうれしい。私だけの力ではなく宮古保育園連盟の園長先生方や職員、家族の協力のおかげ。これからも精進して社会福祉のため頑張りたい」と、それぞれ喜びを語った。
同大会は県内の社会福祉関係者が一堂に会し、社会福祉の動向や課題などに共通理解を深め、社会福祉の向上に寄与する目的で毎年開催される。今回は県・市町村関係者や民生・児童委員、社会福祉施設職員など約1300人が出席した。
翁長雄志知事(代読・浦崎唯昭副知事)はあいさつで、「今後とも地域住民や福祉関係者と連携を図り、子どもから高齢者まで安全で安心して生活できる沖縄らしい、優しい社会の構築に向けて取り組みたい」と述べた。