今期の定期クルーズ終了/スーパースターリブラ
埠頭で送迎セレモニー/12回寄港で9300人来島
定期クルーズ船・「スーパースターリブラ」(スタークルーズ社、総㌧数4万2275㌧)の今期最終寄港に伴い27日、平良港下崎埠頭(ふとう)で送迎セレモニーが行われた。同船のレナート・イエガーフォーク船長ら3人にミス宮古島から花束が贈呈された。同船は今年7月から今月にかけて、12回寄港。延べ9372人の観光客が宮古島を訪れた。今後は、来年3月末から10月にかけて、週2回の予定で宮古島への寄港が予定されている。
セレモニーで下地敏彦市長は「定期クルーズ船が12回寄港した。この寄港よる本市の経済効果は大幅に伸びたと確信している」と謝意を述べた。
イエガーフォーク船長は「最初は那覇を含めた宮古島への就航だったが、その後、寄港地は宮古島に絞られた。きょうが最後の日となった。宮古島で1泊するのはクルーズ船としては本船が初めてだと思う。宮古島の皆さんおかげで、大変いい航海になった。皆さんに感謝したい」と述べた。
同船は今年7月28日から9月8日までは日帰りの寄港だったが、9月14日から10月26日までは、宮古島で1泊する旅程で寄港した。寄港は14回予定されていたが、台風の影響で2回は欠航を余儀なくされたものの、12回の寄港で9372人の観光客と、同船の乗員9336人が宮古島を訪れた。
この間、乗客、乗員が利用したタクシーの延べ台数は920台、観光バスは179台だった。
同船で3回訪れたという男性は「宮古島の景色はきれいだし、港での通訳などのサービスもいい。店では言葉で不自由することはあるが、店員の態度は素晴らしい」と宮古島の魅力を話した。
また、初めてという女性は「初めてなので、どこへ行けるのか分からず少し不安な気持ちもあった。でも、通訳やガイドが親切に教えてくれ、行き先を中国語と日本語で紙に書いてタクシーの乗務員に渡してくれるなど、とても親切にしてくれた」と笑顔で話した。
同船の今期の定期寄港は26日が最終で27日の夕、宮古島から中国のアモイに向け出港した。
来期は2016年3月末から10月に週2回の寄港が予定されている。