エントリー数が激減/タートルマラソン
「宮古島マラソンが要因」
あす24日に開催される第34回東平安名崎タートルマラソンへの総エントリー数が、昨年の1822人から今回は1053人と769人もの大幅減となった。大会事務局を務める市民スポーツ課では、1週間後の31日に第1回エコアイランド宮古島マラソンが開催されることが主な要因と分析。宮古島マラソンにハーフの部があることから、来年度からは最長の22・8㌔は廃止する方向で調整したい考えを示している。
市制施行5周年を記念し今年から開催されるエコアイランド宮古島マラソンでは、フルマラソンとハーフの2部門を実施する。これまでタートルマラソンは22・8㌔、9・0㌔、4・8㌔、2・0㌔の4コースを実施してきたが、宮古島マラソンでハーフが行われることを受け、事務局では今年からハーフに近い22・8㌔のコースは廃止とする方針を固め、今年7月に開かれた同大会の総会で提案した。しかし委員から「大会の趣旨が違う」など廃止に反対を表明する意見が続出したことから、今回は従来通り開催し、その状況を検証して、次回以降の開催について判断することとなった。
エントリー数を昨年と比較すると、22・8㌔は539人から166人と3分の1以下に。9・0㌔も506人から244人に半減。4・8㌔も347人から253人、2・0㌔も430人から390人に減少した。
今大会の参加者にアンケートを実施し、タートルマラソンの22・8㌔と宮古島マラソンのハーフがあることなどについて意見を募る考えを示す市民スポーツ課。「大会の状況やアンケート結果を参考に検討する」としながらも「行政としては、基本的にはハーフは宮古島マラソンに一本化していく方針」との考えを示している。
11月13日に開催される第13回たらま島一周マラソン大会も、4コーストータルのエントリー数は昨年の316人から今年は218人と約100人減少。事務局を務める村総務財政課観光係では「宮古島マラソン開催の影響だと思う」との考えを示している。