11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2015年10月30日(金)9:05

子牛価格64万6000円/10月肉用牛競り

前月の過去最高を更新/最高は雄93万円、去勢88万円


子牛1頭平均価格が過去最高を更新した10月期競り=29日、JAおきなわ宮古家畜市場

子牛1頭平均価格が過去最高を更新した10月期競り=29日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の10月期肉用牛競りが29日開かれ、子牛1頭平均価格が64万6645円となった。前月の63万2723円の過去最高を更新した。最高価格は雄の93万3000円。去勢は88万7000円で、JAおきなわ宮古地区畜産振興センターによると去勢は過去最高価格。平均キロ単価も2412円で、前月(2435円)に比べて23円低かったが、依然として高値で推移している。総販売額は2億2800万円で、成牛を含めた販売額は2億4700万円の大商い。電光掲示板に高値が付くと市場は歓声に包まれた。市場関係者は素牛(繁殖牛として育成する前の子牛)不足が要因とし「高値傾向はしばらく続くだろう」と話している。

 10月競りには子牛353頭(去勢193頭、雌160頭)が上場され、全て成立した。上場牛の平均体重は268㌔。

 1頭平均価格を性別に見ると、去勢は69万3578円で、前月(66万9037円)に比べ2万4541円高。雌は59万31円で、前月(58万4072円)に比べて5959円高といずれも高値が付いた。

 平均キロ単価は、去勢が2481円で前月(2485円)比4円安。雌は2320円で前月(2363円)比43円下がった。

 高値の要因について、同畜産振興センターは、全国的な素牛不足が要因と分析。今後の動向については「高値傾向はしばらく続くだろう」としながらも「笑ってばかりもいられない。こういう時こそ、削蹄(牛の爪切り)などをして牛を磨くことや、競り市場でのマナーを守って購買者に好印象を与えることが高値を維持することにつながる」と述べた。

 10月の肉用牛競りは、県畜産共進会が25日に宮古島市で開催されたため、通常19日開催を29日に延期して実施した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!