孫の声援受け力走/老人クラブが「大運動会」
地域のお年寄りたちが一同に集まり、スポーツを通して親睦と健康増進を図る「大運動会」が文化の日の3日、平良と城辺で行われた。100㍍走で健脚を競ったり、ワーガニ回しで旺盛な競争心を見せたりして現役をアピール。踊りも披露して団結や絆を確認した。会場には子や孫が大勢詰め掛け「おじいちゃん、おばあちゃん頑張れ」と声援を送った。
市老ク連平良支部
第10回市老人クラブ連合会平良支部主催の「大運動会」は、鏡原中グラウンドで行われた。会員ら約500人が参加。8学区に分かれて各種競技に挑んだ。男子100㍍では、各学区代表がゴールテープを目指して力走したり、輪回しリレーやボール投げにも挑戦した。競技の合間には、各学区の特色を出した踊りで盛り上がった。宮高の生徒約20人がボランティアとして大会運営を手伝い交流を深めた。
開会式であいさつした下地敏彦市長は「日ごろ鍛えた技を、転ばないように頑張ってほしい」と激励した。
各学区代表による100㍍走や400㍍リレーのほか、ボール蹴りリレー、棒体操などレクリエーション的な種目もあり、参加者たちは親睦を深めながら楽しんだ。
優勝は池間、準優勝は西辺、3位は鏡原だった。
城辺老人クラブ
城辺老人クラブと城辺地区地域づくり協議会が主催する、合同大運動会は城辺陸上競技場で行われた。「頑張る一人一人が主役です」をテーマに、老人クラブは自治会対抗、地域づくりは学区対抗で争われた。
開会式で選手を代表して、比嘉高腰老人クラブの本村弘幸会長が「選手一同は転ばない、焦らない気持ちを持って、介護保険のお世話にならないよう競技することを誓います」とユニークに宣誓し、会場から拍手と笑いを誘った。
三代リレーや障害物競走など運動会の定番競技のほか、自転車の車輪を使った「ワーガニ回しリレー」では真剣な表情で取り組んだ。
下地市長は「運動会を通して親睦の輪が広がり、地域が発展することを願っている」とあいさつした。
競技の結果は次の通り。
【老人クラブ】優勝=福西老人クラブ▽準優勝=上区老人クラブ3位=西中老人クラブ
【学区対抗】優勝=城辺学区▽準優勝=砂川学区▽3位=福嶺学区