納期内、自主納付PR/県税・市町村税
街頭で啓発活動実施/徴収強化月間スタート
2015年度宮古地区県税・市町村税徴収強化月間(1日~12月28日)の街頭啓発活動が4日、市内3店舗のスーパー前で行われた。県宮古事務所、宮古島市、多良間村が協働、市民にチラシを配布して納期内納付や自主納付、便利な口座振替の活用などを呼び掛けた。
開始式には県宮古事務所の久貝富一所長、下地敏彦市長、多良間村からは同村のイメージキャラクター「たらぴん」が参加。東保育所の園児が踊りを披露し、強化月間をアピールした。
下地市長はあいさつで、「東保育所の園児の皆さんがおいしく給食を食べられるのも、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが税金を納めてくれているから」などと税金の仕組みや大切さを訴えた。
この後、参加者らは県税や市町村税の納期限が記された「納期限カレンダー」や、税の種類が分かりやすく紹介されたチラシを買い物客らに配布した。
強化月間は、自治体の自主財源及び税の公平、公正を確保することが目的。
納期限を過ぎても納めない場合には、延滞金の発生や財産の差し押さえを受けるなどの不利益が生じることから、県、市町村では納付が困難な場合(失業、病気、災害など)は「早めに相談を」と呼び掛けている。
県宮古事務所によると9月末時点の徴収率(現年)は▽県宮古事務所60・2%(前年同月比0・5ポイント増)▽宮古島市63・3%(同0・1ポイント増)▽多良間村58・8%(同5・4ポイント減)-となっている。
県税・市町村税に関する問い合わせは県宮古事務所県税課(電話72・2553▽宮古島市総務部納税課(73・5229)▽多良間村総務財政課(79・2502)まで。