15年期産出荷がスタート/ゴーヤー専門部会
目揃え会で出荷基準確認
JAおきなわ宮古地区ゴーヤー専門部会(砂川好徳部会長)の2015年期作目揃え会が4日午後、JAおきなわ農産物集出荷施設で行われた。100人以上の部会員が集まって出荷基準等を確認。宮古島産ゴーヤーのブランド化を促進する信頼の産地づくりに向けて決意を新たにした。ゴーヤーの出荷は先月26日から始まり、2日からは連日出荷している。今期は925㌧を出荷、3億6000万円の販売を計画している。
ゴーヤー専門の部会員は約140人。毎年この時期から来年5~6月ごろまで出荷を続けている。
出荷の開始を受けて行われた目揃え会では、主に出荷基準を確認した。ゴーヤーを選別する際の太さが変更され、従来の下限4・5㌢が5㌢に改めたとする変更点を全員で確認した。
理由についてJAの担当者は「市場から細いという声や、物足りない、小さいという指摘があった」と現状を報告。「一部農家からも選別をもっと厳しくした方が良いという声が出たため役員会で協議し、下限を5㌢にした」と説明した。
長さは前期作と同じで階級が「M」なら17㌢以上20㌢未満、「L」は20㌢以上25㌢未満、最大「4L」の場合は33㌢以上35㌢未満となる。「曲がり」についての変更点はない。
等級区分の「A品」は形状や色沢、鮮度が良好で病害虫被害がなく、曲がりがないもの。「B品」は鮮度が良く、極端な曲がりがないものとなっている。
そのほか集出荷場へ持ち込む際の注意点や搬送の方法について確認した。
砂川部会長は「今年からは研交6号の本格出荷も始まる。きれいなゴーヤーを出荷して評価を高めていくことが大事。そのための目揃え会になる」と話した。
また、「ゴーヤーは夏場の食材というイメージがとても強いが、冬場もおいしく食べることができる」とアピールし、広く市民に冬場の消費を呼び掛けた。