「すぐりむぬ」一堂に/宮古の産業まつり開幕
多くの来場者でにぎわう
「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ」をテーマに第38回宮古の産業まつり(主催・同実行委員会)が7日、2日間の日程で市民球場屋内練習場とその周辺会場で幕を開けた。快晴の下、自慢の特産品・農林水産物の展示即売コーナーには、家族連れや観光客など多くの来場者が訪れ、にぎわいを見せた。きょう8日も午前10時~午後5時まで催される。
宮古の産業が一堂に会した総合産業展で、産業振興に大きく寄与している。生産者の生産意欲の高揚と県産品に対する消費者意識の啓発とともに、県内外市場への販路拡大を図り、特色ある県産業の振興に資することなどが目的で開催されている。
オープニングセレモニーで下地義治同委員会長は「この祭りを契機に宮古圏域の新たな島おこしを図るべく、今後も地域特性を生かした産業振興を目指す。関係機関との連携のもとに宮古経済の自立化に向けて取り組んでいく」と決意を新たにした。
翁長雄志知事(代読)は「今後とも関係機関と連携しながら県産品の奨励を進めていく」と述べた。下地敏彦市長は「宮古島市と友好姉妹都市を結んでいる新潟県上越市板倉区、福島県西会津町、静岡県藤枝市からも参加している」と歓迎した上で「特産品を通して市民ぐるみの交流に期待している。伊良部大橋の開通で名実ともに宮古は一つになった」と語った。
次いで下地会長、下地市長、市議会の真栄城徳彦議長らのテープカットで幕を開けた。
屋内会場の一角では、新たな特産品・観光メニューの開発に向けた「宮古島コラボグランプリ」を展示。伊良部の「蟹蔵」がグランプリに輝いた大型マングローブガザミを紹介。下地市長は満足した様子で見入っていた。
屋外特設ステージでは、宮古島商工会議所40周年・宮古島市市制施行10周年記念の一環で、ミュージックフェア「南の島ライブステージ」が開かれた。ピース又吉さん&ジューシーズ児玉さん、きいやま商店らが出演し、観客らは感動と爆笑に包まれていた。
ピース又吉さんは「火花」で芥川賞を受賞しており、話題を集めていた。
産業振興賞表彰式があり、受賞者らが晴れ晴れとした表情を見せていた。