プロの踊りで魅了/谷桃子バレエ団
狩俣中で「白鳥の湖」上演
谷桃子バレエ団による公演が12日、狩俣中学校体育館で開かれた。「白鳥の湖」のダイジェスト版が上演され、華麗でかつ力強いプロの踊りで観客を魅了した。狩俣中学校の女子生徒が共演したほか、上演前にはバレエの基本などについての解説が行われた。
今回の公演は文化庁の「文化芸術による子供の育成事業巡回公演」として実現した。狩俣中学校の生徒と保護者のほか、狩俣小学校、宮島小学校、池間小中学校、宮古特別支援学校高等部の児童生徒も鑑賞した。
「白鳥の湖」ダイジェスト版では、悪魔の呪いで白鳥の姿にされた美しい姫と王子が出会うシーンを描いた第2幕と、王子の妃選びのため催された舞踏会の様子などを演じる第3幕を抜粋して上演。プロの演技に観客からは盛大な拍手が送られた。
第3幕の冒頭部分では狩俣中学校の女子生徒が「舞踏会の客人」役として出演しプロとの共演を果たした。
上演前には「バレエを知っていますか?」と題し、バレエの基本についての実演と解説が行われ、5種類ある足の基本ポジションや手の位置の基本、ジャンプの種類、せりふの代わりに身振り手振りで表現する「マイム」の主なものなどが紹介された。