宮工、宮総実も学習成果発表/高校生美ら産フェア
実習製品の展示即売など人気
【那覇支社】「次世代を築く若い力 未来を造る発想力 明日への扉を今開こう」をスローガンに、第19回県産業教育フェア(高校生美ら産フェア)が13日、那覇市の県立武道館などで始まった。主催は県教育委員会、開催は14日まで。
県内の実業高校や特別支援学校で学ぶ生徒が日頃の学習成果を発表する。宮古工業高校や宮古総合実業高校の2校を含む44校の生徒ら約1000人が参加した。
会場では農業や工業、商業、水産など12の分野ごとに各校のブースが設けられ、宮工・生活情報科による実習製品の宮古織りの反物や行燈、表札、バットなどの展示、宮総実・食と環境科では新商品開発の「ソデイカラー油」や地元産モズク、アーサ、マグロを使った実習製作品の紹介パネル展示などが人気を集めた。
屋外特設テントの宮総実即売コーナーでは、実習製品のマグロ、サンマの缶詰や、グルクンかまぼこ、モズクようかんなどが販売され、買い求める来場者で行列ができた。
ステージでは服飾デザイン科の生徒によるファッションショー、商業高校珠算部のメンバーによる珠算・ワープロ模範演技、特設フロアでは工業高校生のロボット競技・操作体験など多彩なイベントが催される。
同フェアは、将来を担う若者が「参加」「交流」「創造」を柱に豊かな感性や個性を生かし、県産業の担い手としての自覚と誇り、進取の気概を醸成する場として毎年開催している。