学習活動の成果披露/生涯学習フェスタ
舞台発表で多彩な演目/社会教育功労3人を表彰
「さがしてみよう 笑顔になれる学びの場」をテーマに14日に開幕した第11回市生涯学習フェスティバル(主催・市教育委員会)は15日、市中央公民館でメーンイベントの舞台発表が行われた。多彩な演目に総勢約200人が参加。各公民館の講座受講者らが、歌・三線など学習活動の成果を披露し、観客らは生涯学習の大切さを実感した。
市中央公民館の島尻強館長は「これからは地域に生涯学習で学んだ素晴らしさの輪を広げてほしい。今日の学習発表の場が、新しい発見の場になることを期待する」とあいさつ。
舞台の幕開けは、下崎地区公民館の受講者らが「とうがにあやぐ」で飾った。会場からは、大きな拍手が送られた。
趣向を凝らした琉球舞踊、歌・三線、ウクレレ演奏、社交ダンスなどが次々と紹介され、生涯学習で学んだレベルの高さを示した。保良子ども会が「保良のヨンシー」、下地子ども会が「固み節(エイサー)」を元気はつらつと演じ、発表会に花を添えた。
この日は2015年度社会教育功労表彰式があり、金子導夫さん、佐渡山利子さん、島尻幸江さんの3人が表彰された。
金子さんは、市の自然保護活動や清掃ボランティアなどを通し、青少年の健全育成に貢献したのが認められた。活動歴10年。
佐渡山さんは、25年の長期にわたり、福嶺婦人会・宮古地区婦人連合会のリーダーとして活躍したことなとが評価された。
島尻さんは、東小学校の元PTA役員、地域ボランティア活動、2009年からは東小放課後子ども教室の存続に貢献したことが表彰の理由。活動歴10年。
同フェスティバルは、市民一人ひとりの生涯学習への意欲を高めるとともに、学習活動への参加を促進し、同学習の一層の振興が図るのが目的で開催された。