人命救助ってかっこいい/防災フェア
親子消防体験に800人
2015年の防災フェア「親子消防体験」が15日、市消防本部で開催された。会場には親子約800人が来場し、救助や消火作業などを行う各種車両の性能を学んだほか、レスキューや放水、救急救命など消防の活動を体験した。市民の生命と財産を守るために日々、活躍する消防車両と署員たちの活動に、来場者からは「かっこいいね」「すごいね」などの感想が聞かれた。
秋季火災予防運動の一環で、試乗体験および施設見学、救助体験、救急処置法を通して火災予防運動の普及と防火思想の高揚を図ることを目的に実施された。
フェアは午後1時に開場した。参加した親子は▽救助工作車など資機材展示▽救急講習、AEDの取り扱い▽煙体験コーナー▽放水体験▽救助訓練体験(ロープ渡り等)▽はしご車試乗-などの各コーナーを回った。
このうち、はしご車乗車体験では、実際に伸ばしたはしごの先端部分に乗った子供たちから「とっても高いね」「みんなが小さく見える」などの感想が聞かれ、大喜びだった。
花城未来さん(西辺小1年)と葵さん(同)の双子の姉妹は「一番高いところはちょっと怖かったけど、思ったより怖くなかったし、楽しかった」と笑顔で話した。
また、今回初めて市防災危機管理班の職員もフェアに参加し、非常食体験などを実施した。
そのほか、救助体験のロープレスキューも大人気で長蛇の列ができた。子供たちが署員と一緒にロープで建物の高所から地上に移動すると、保護者たちから大きな拍手が送られ、子供たちも普段経験できない体験を楽しんでいた。