社会・全般
2015年11月18日(水)9:07
人目引く円形の建造物/準天頂衛星システム追跡管制局
上野新里で整備進む
国が進める人工衛星を使った測位システム「準天頂衛星システム」の宮古島追跡管制局が、上野新里(旧上野清掃センター跡地)にお目見えした。遠くからでも人目を引く円形の白い建造物で、工事期間は今年度中。その後、システム運用試験などを行い、2018年度からの稼働を目指す。
準天頂衛星とは、カーナビゲーションシステムや位置情報サービスなどで使用されているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星の機能を補完、補強するため日本が独自で開発した。
日本の上空に位置する時間が長くなるよう設計された「準天頂衛星軌道」に人工衛星を投入することで、GPS衛星からの電波が届きにくい山間部やビル陰などをカバーする。
追跡管制局は宮古島のほか、沖縄本島、八重山、久米島の県内4カ所に設置される。