来月8日から操業開始/沖糖宮古工場
農林27号の収穫呼び掛け
沖縄製糖宮古工場は20日までに、2015-16年期のサトウキビ製糖操業を来月8日に開始することを正式に決めた。年内操業は2期連続。沖糖では農林27号の夏植えを優先的に収穫するよう呼び掛けている。
同社によると、来月8日に操業を開始し、年内は30日まで操業を行う(搬入は29日まで)。その後来年1月3日まで工場を止め、同4日から再び搬入・操業を開始するという工程だ。
砂川玄悠専務は「糖度が高い順から収穫をお願いしたい」と話し、農林号の優先搬入について理解を求めている。また、春植えと株出し栽培を推奨。年内操業のメリットを十分に生かすよう期待を込めた。
同社が年内に始める主な要因は機械設備の更新。来年の夏場に工事を予定しているため、それまでに操業を終える必要がある。
年内操業は「既定路線ではない」とするが、春植えや株出しの拡大で生産面積が拡大している点については重要視。「増産につながれば年内開始は十分な検討に値する」としている。
宮古製糖の城辺工場、伊良部工場、多良間工場の操業開始日は未定。