ひらら資材センター開店/JAおきなわ
土日営業で便利に/草花や野菜苗も販売
JAおきなわひらら生産資材センターがこのほど完成し21日、同センター(JA宮古地区本部の東側)で落成式が行われた。店舗面積(倉庫など含む)は962・5平方㍍。広さは現施設の約2・5倍。営農資材や畜産器材、農薬、肥料のほか果樹、草花、野菜の苗も販売する。土日、祝祭日も営業し、利用者の幅広いニーズに対応する。同日から営業を開始した。
落成式でJAおきなわの砂川博紀代表理事長は「新天地において新たな歴史をつくり、これからも組合員、利用者と共に発展していけるセンターであり続けたい」とあいさつした。
組合員を代表して平良支店運営委員長の仲里康男さんは「品ぞろえ豊富、営業時間の拡大で大変便利になった」と開店を喜んだ。
下地敏彦市長(代読・砂川一弘市農林水産部長)は「宮古島市の第1次産業の新たな施設として発展してもらいたい」と来賓あいさつを述べた。
工事を施工した先嶋建設の黒島正夫社長に感謝状が贈呈された。
この後、関係者がテープカットを行い開店を告げた。
駐車場も広々となり、開店と同時に市民らが車で訪れ、目当ての商品を買い求めていた。
サトウキビ農家の安田広光さん(65)=平良=は「これまでも農協の資材店は利用してきた。新しくなって、さらに便利になる。土日や祝祭日も営業するので、農業もはかどる」と笑顔だった。
現店舗には設置されていない家庭菜園やガーデニング向きの果樹、草花、野菜の苗を販売するコーナーもオープン。女性たちが、インパチェンスやベゴニアなど季節の花を買い求めていた。
資材センターは、現在ある支店(平良西里)の金融店舗に隣接する県道マクラム通りの道路拡幅工事に伴い新築された。
鉄骨造りで総工事費は約2億円。