功労賞に中村さん/県文化協会賞授賞式
奨励賞に宮城さん/団体賞は城辺女声コーラス「すなかぎ」
【那覇支社】2015年度県文化協会賞授賞式が25日、名護市民会館大ホールで行われ、地域の文化活動の向上に功績のあった59人、19団体を表彰した。宮古島市からは功労賞に中村逸子さん(66)、奨励賞に宮城公子さん(55)、団体賞に城辺女声コーラス「すなかぎ」(山口サエ子代表)が選ばれた。
中村さんは「周りのみんなの支えで、ここまで来れてありがたい。今後の予定はみんなと相談した上で、地道に活動に励みたい」、宮城さんは「好きなことをずっと続けてきて、賞がもらえありがたい。一緒に活動してきたメンバーみんなの賞。今後も力を合わせて活動を続けたい」、山口代表は「私は会に参加して日が短いが、先輩たちの頑張りのおかげ。感謝したい。この賞を励みに全員で元気いっぱい、活動に取り組みたい」と、それぞれ喜びを語った。
中村さんは茶道・華道歴46年。「地域で茶会を開催するなど市民への伝統文化普及に尽力する。生け花でも後進の育成に取り組み、精神的な豊かさを持つことの大切さを伝えてきた」、宮城さんは書道歴34年。「展示会や海外の書家・団体との交流を図るなど、書道を通して地域の文化振興に貢献する。市民総合文化祭に協力し、書文化の推進に寄与してきた」と、それぞれ高く評価された。
一方、同「すなかぎ」は1995年設立。活動20年目で現在、部員23人。「公民館講座から発展して組織をつくり、交流を深めながら地域のさまざまな催し物に積極的に参加。地域における文化活動に貢献してきた」として、活躍が認められた。
県文化協会の仲田美加子会長はあいさつで「それぞれの分野で地域に根差した特色ある文化活動を展開され、地域文化の振興発展に多大な貢献をされた。深く敬意を表したい」と述べ、受賞者をたたえた。