人形劇の魅力堪能/九州フェスin宮古島
子供たちの笑顔広がる/県内外12団体が劇披露
「第52回九州人形劇フェスティバルin宮古島」(主催・宮古島市など)が11月29日、下地農村環境改善センターで行われ、九州各県と沖縄本島や先島を含む12の劇団が参加して、人形劇の奥深さと、その魅力を紹介した。会場にはたくさんの親子連れが詰め掛け、それぞれの劇団の魅力を堪能した。
あいさつで市文化協会の大城裕子会長は「この大会を通して子供たちが感じたこと、心に残ったことが小さな種となり、いつか美しい花や実をつけると思うので、きょうは最後まで楽しんでほしい」と呼び掛けた。
また、九州人形劇サークル協議会の山崎昌敏会長からも「この大会は50年以上の歴史を刻んだ全国的にも珍しい大会。今回宮古島で52回目が開催されることをうれしく思う。私たちが活動を続けているのは『子供たちの笑顔』があるからであり、きょうも子供たちがたくさんの笑顔を見せてくれることを期待してる」とのあいさつが寄せられた。
地元宮古からは、人形劇団んまだいしょうが「おしょうさんとこぼうず」、上野小ぷからすサークルがフィンガーアックションとして「ディズニーメドレー」を披露した。
そのほか、佐賀県から参加の「いちごじゃむ」の人形劇「あおむしもぐもぐ」では、花やあおむし、蝶々の動きを表現力豊かに演じ、子供たちの視線を釘付けにした。
同大会は、宮古島市市制10周年記念市民総合文化祭「こどもシアター」企画として開催された。