作業の安全など確認/年末港湾荷役合同パト
2015年度年末港湾荷役合同パトロール(主催・港湾労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部)が10日、「『たぶん』『だろう』に危険がひそむ、しっかり点検、年末年始」をスローガンに平良港で行われた。同協会は12月16日から翌年1月15日までを「年末年始港湾無災害強調期間」と定めている。パトロールには宮古労働基準監督署の嘉数剛署長はじめ港湾関係者らが参加、荷役作業中の「よね丸」の作業状況を点検した。出発式で、関係者全員がスローガンを指差呼称し、労働災害防止に気持ちを引き締めた。
パトロールに先立ち行われた出発式で、労働災害防止協会宮古支部の砂川恵映支部長が「年末に掛けて貨物の取扱量も増える。気候的にも労働災害につながる危険性が高くなる時期。『はさまれ、巻き込み』『墜落、転落』『飛来、落下』による三大災害の防止をしっかりと図ってほしい」とあいさつした。
宮古労基署の嘉数署長は「労働災害は宮古は昨年と比較して若干、増え気味の状況。このような状況でもあるので、気を引き締めていかなければいけない」と述べた。
県内港湾運送業で4日間以上の労働災害は今年11月現在で4件発生しているが、平良港では2007年1月以降、重篤災害はない。