それぞれのペースで完走/東平安名崎タートルマラソン
青空の下、4部門1030人が参加
「おそいあなたが主役です」をテーマした第34回東平安名崎タートルマラソン大会(主催・同実行委員会)が24日、北海岸の一周道路を通り東平安名崎をゴールに行われた。最長22・8㌔から、家族で参加できる2㌔などの4部門に計1030人が参加。それぞれのペースでさわやかな汗を流した。完走者は952人で完走率は92・42%だった。
この日は、前日までの雨とは打って変わり、青空が広がった。気温も30度近くまで上昇。コースには白、黄、ピンク、緑とコースごとに色分けされたゼッケンを付けた参加者の列が続いた。
動物の着ぐるみを着た人や、そろいのユニホーム姿は周囲の目を引き付け。コース沿いに落ちているごみを拾いながら走る人もいて、それぞれがマラソンを楽しんでいる様子だった。
沿道には、ススキの穂や心地良い海風が吹き、時間にとらわれずマイペースで走る参加者たちの心を和ませた。
のどが乾いたら、冷たい飲み物が準備されたエードステーションで一休み。「頑張って」「ゴールはもう少し」と励ましの声を送るボランティアたちとの交流が広がった。
ゴールの東平安名崎は、灯台や県指定の天然記念物テンノウメ、海鳥がすむパナリ岩礁など風光明美な光景が広がる中、完走メダルを首に掛けながら仲間や家族たちと喜びを分かち合った。
東平安名崎タートルマラソンは、1978年に第1回大会が開催されてから今年で34回目。記録や順位を競う大会とは異なり、マイペースで走ることができる大会とあって、市民の間で秋の風物詩として定着している。
各コースの完走者は▽A130人(完走率82・80%)▽B220人(同92・82%)▽C229人(同91・6%)▽D373人(同96・63%)。
今大会は、1週間後に第1回エコアイランド宮古島マラソンが開催されることもあり、エントリー数は昨年より769人減少した。