資金難、来年大会で終了か/クイチャーフェス
実行委が長濱副市長に報告
11月に市内のカママ嶺公園多目的広場で開催された第14回クイチャーフェスティバルを企画・運営した実行委員長の前里昌吾さんと事務局長の新村一広さんが11日、市役所平良庁舎を訪ね、長濱政治副市長に成功裏に終わったイベントを報告した。
長濱副市長に初めて制作した「クイチャーフェスティバル2016」カレンダーを寄贈した上で、新村さんは「来年のクイチャーフェティバルは15回目で節目の大会となる。今の実行委員会の形式は、15回大会で終わる可能性が高い」と語り、来年の大会が最後のイベントになる考えを示唆した。
長濱副市長は「イベントを担う事務局は大変だ」と労苦をたたえた上で複雑な表情を見せた。今後、事務局側からイベント継続に向けた提案があった場合は一緒に考えていく姿勢を示した。
新村さんらは、イベント出演者の減少を憂慮。「地域で人が少なくなっている問題もある」と述べ、今後出演者が減少していくことを予想した。
さらに「今回制作したカレンダーは特別販売ではなく、運営資金が足りなくなってきているので、参加団体に協力という形で販売している。600部つくり、売れたのは500部。広告分の収益が減っていたので、その部分がカバーできたと思う」と説明した。