幼稚園預かり保育の拡充検討/多良間村議会12月定例会開会
一般質問に5人登壇
【多良間】多良間村議会(森山実夫議長)12月定例会は15日開会し、一般質問が行われた。池城三千雄教育長は、保育所での4、5歳児預かり保育の拡充について、「現在の保育所は3歳児までの保育ということで建設されており、部屋の不足や保育士の確保が課題」としながらも「幼稚園で午後からの預かりができないかどうか、村長と相談し次年度から進めていきたい」と前向きに取り組む考えを示した。羽地隆憲氏への答弁。
多良間島は、昔から子供は地域で見守り子育てをするという習慣があるが、生活環境の変化から共働きの家庭が増え、地域で見守るという習慣が段々と薄れてきているという。
村内には学童もないことから、子供が安心して過ごす居場所の確保と、共働き夫婦への子育て支援が課題となっている。
羽地氏は「幼稚園児同士で海岸近くにいるのが目撃されている。交通面でも危険な事故が起きている」と指摘し、村に対し早急な検討を促した。
就航予定の多良間-石垣航空路線の搭乗率確保について伊良皆光夫村長は「搭乗率の確保ができなければ赤字は県、村の負担になっている。村民の利便性を考え、運航当初の運賃の改正を検討している。新聞やチラシ、インターネットなどでのPRに努めていきたい」と話した。豊見山正氏への答弁。
この日の一般質問には5人が登壇した。
16日は提出議案への審議が行われる。