長濱副市長 「買い戻す義務はない」/市議会12月定例会
進展しないトゥリバー地区/真栄城氏が見解求める
開会中の市議会(棚原芳樹議長)12月定例会は17日午前10時から、前日に引き続き一般質問が行われた。真栄城徳彦氏は「平良港コースタルトゥリバー地区は、土地を買い取った会社がレームダック状態(経済活動停止など)と仮定した時、市は40億円で土地を買い戻す義務が生じるのでは」と見解を求めた。これに対し、長濱副市長は「会社に確認したところ、会社は『手放しても良い』と話していたが、市としては、買い戻す義務はない」と強調した。
真栄城氏は、▽トゥリバー地区▽パイナガマ公園事業▽根間公園事業▽宮古島市2014年決算ーについて市当局の考えを質した。
真栄城氏はこの中で「パイナガマ公園は、昭和37年6月に都市決定を行い、平成8年4月に都市計画事業認可を受け、事業が執行中である。事業費や供用開始について答えてほしい」と質問した。
下地康教建設部長は「総事業費は約25億2000万円で、平成29年度4月に供用開始する予定」と述べ、今後造林や展望台、駐車場などを整備していく考えを明らかにした。
山里雅彦氏は「池間島では、製糖期前に農道で草刈り除草を行っている。市の対応策ではできないか」と市と質問した。
砂川一弘農林水産部長は「池間島の農道の延長は約3200㍍。日当や機械化事業で池間自治会と調整している」と理解を求めた。