平均糖度は13・49度/沖糖宮古
操業1カ月 66%が基準以上
沖縄製糖宮古工場の2015-16年期サトウキビ製糖操業は7日で開始1カ月を迎えた。実質操業期間は23日間で、3万22㌧の原料(サトウキビ)を搬入し、平均糖度は13・49度だった。品質は基準糖度帯(13・1~14・3度)とそれ以上を合わせると約66%となっており、高糖度で推移している。ただ、雨の影響で畑にハーベスターが入れず、当初の搬入計画に比べ63%の達成率となっている。
糖度を区分別で見ると▽基準糖度帯47・22%▽14・4度以上19・21%▽13・0度以下33・58%-。最高糖度は16・90度、最低は9・70度だった。
ハーベスター収穫での搬入量は1万6980㌧で、全体の搬入量に占める割合は56・6%。
砂川玄悠専務は「糖度は上昇傾向が見られる。今後は天候の回復と、ハーベスター稼働率アップへの対応をしっかりと取っていきたい」と話し、農家へ降雨後のハーベスター稼働体制への理解や、雨が続いた場合の手刈りでの収穫に協力を求めた。
今期操業は2月21日までを予定しており、原料搬入量は13万4000㌧を見込んでいる。