降水量、平年値の2倍超/気象台 「農作物管理に注意」
ぐずついた天気 1カ月続く見込み
宮古島地方は昨年12月上旬ごろから雨や曇りのぐずついた天気が続いている。宮古島地方気象台は7日、今後1カ月程度は降水量が多い状態が続くとして、長雨に関する宮古島地方気象情報(第1号)を発表した。昨年12月1日から1月10日(11日午前0時)降水量はいずれの観測点でも平年値の2倍を超えた。宮古島地方気象台は農作物の管理などに十分注意するよう呼び掛けている。
昨年12月1日から1月10日(同)までの降水量(速報値)は、下地島で318・5㍉(平年値117・3㍉)、平良下里(宮古島地方気象台)で379・5㍉(同178・7㍉)鏡原(宮古空港)で344・0㍉(同148・8㍉)、城辺新城で379・5㍉(同186・1㍉)、多良間仲筋(多良間空港)で374・5㍉(142・4㍉)を観測した。
このぐずついた天気は、日本付近は西高東低の冬型気圧配置が長続きせず、低気圧や前線の影響を受けやすくなっている。前線通過後も、高気圧のへりに沿って、南寄りの暖かく湿った空気が気圧の谷に流れ込み、雨や曇りの天気が続いている。
沖縄気象台が7日に発表した、沖縄地方の向こう1カ月(1月9日~2月8日)の天候の見通しは、低気圧や前線の影響で、平年に比べ曇りや雨の日、降水量は多い見込みで、日照時間は少ない見通し。冬型の気圧配置は一時的で、むこう1カ月の平均気温は高い見込み。
12日から向こう一週間は、気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多い予報。
最高気温・最低気温はともに、平年並みで、降水量は、平年より多い見込み。