下地氏ら新部局長に辞令/下地市長
「市民の不安払しょくを」
下地敏彦市長は13日、生活環境部長に起用した下地信男氏(56)ら新部局長に辞令を交付した。生活環境部長の平良哲則氏(60)は教育委員会生涯学習部長に出向、下地氏の後任の観光商工局長には教育委員会生涯学習部長の奥原一秀氏(60)を就任させた。年度途中での異動は異例で、不法投棄ごみ残存問題の早期解決を図ることが狙い。下地市長は「市民の不安を一日も早く払しょくするため、市民に(全容を)明らかにする必要がある」などと述べた。異動は13日付。
異動はそのほか、環境施設整備室長の川平陽一氏が、環境衛生課の課長を兼任する。不法投棄ごみ残存問題に当たっていた環境衛生課長の宮国克信氏は同課にとどまり、主幹として再び同問題に対応する。
辞令交付後、訓示した下地市長は「不法投棄ごみ残存問題は、議会における特別委員会で論議されてきた。しかし、なかなか進まない。市民は『どういう状況になっているのか』と非常に不安がっている」などと述べ、早期に全容を解明し、市民の信頼を回復することが重要だとの考えを示した。
その上で下地市長は「年度途中となったが、選手交代という形でそれぞれ新しい視点でもう一度この問題を見直して対処してもらいたい」と話した。
異動は次の通り。(敬称略。カッコ内は前職)
生活環境部長(観光商工局長)下地信男▽教育委員会生涯学習部長(生活環境部長)平良哲則▽観光商工局長(教育委員会生涯学習部長)奥原一秀▽環境衛生課長兼環境施設整備室長(環境施設整備室長)川平陽一▽環境衛生課主幹(同課長)宮国克信▽空港課照明係長(同課照明係調整官)平良安史▽伊良部支所地域づくり課主任主事(都市計画課都市整備係主任技師)吉浜宣博