11/27
2024
Wed
旧暦:10月26日 大安 甲 
産業・経済
2016年1月21日(木)9:05

平良港整備に6億円/国の15年度補正

大型クルーズ船受入環境改善 埋め立て前倒し実施へ

 国の2015年度補正予算が20日午前の参院本会議で可決、成立した。港湾局関係では、平良港の整備事業費に6億円が計上された。平良港における大型クルーズ船受け入れ環境の改善を図る。沖縄総合事務局平良港湾事務所は、新年度から予定していた埋め立て工事を、今年3月にも前倒しして実施する方針。

 平良港の港湾整備事業は、第2と第3埠頭(ふとう)の間を埋め立てて、耐震岸壁を整備する改良事業。埋め立てる部分を仕切る外枠の工事は、ほぼ完了している。

 埋め立て面積は国が直轄する部分と市の担当分を合わせて約6・4㌶。供用開始は2017年12月を予定している。

 平良港湾事務所によると、埋め立て工事は当初、新年度予算を見込んで今年4月から着手する予定だった。

 今回、補正予算に整備事業費が盛り込まれたことで、前倒しで埋め立てが可能となり、急増するインバウンド(訪日外国人旅行者)需要に対応することができるとしている。

 平良港の改良事業は12年度から「漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業」として実施。①大型船離接岸時の横風の影響低減②安全で効率的な荷役作業の実現③大規模地震発生時の緊急物資の輸送確保-を目指す。

 平良港湾事務所によると、総事業費は国と市分を合わせて約60億円。

 下地義治平良港整備促進期成会会長(宮古島商工会議所会頭)の話 今後も継続して220㍍の岸壁の延伸が計画されている。今回の補正予算は、その計画への追い風として捉えられる。来年度の予算にも事業費が盛り込まれるよう、関係機関とともに引き続き、国への要請活動を展開していきたい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!