子牛101万円で過去最高/多良間初競り
平均キロ単価2727円
【多良間】JAおきなわ多良間家畜市場の2016年初競りが19日開かれ、一番牛に101万円(税込み)の過去最高額が付いた。1頭平均価格は65万5119円、平均キロ単価は2727円といずれも高値だった。成牛を含む販売額は6654万円となり、16年競りは幸先良いスタートを切った。
初競りには子牛99頭が上場された。前年同月より24頭少なかった。成牛は8頭で同比4頭の減。
競り落とされた子牛は計98頭で、1頭平均価格は前年同月と比べて13万7773円も高かった。
性別の平均価格は去勢が70万7754円(同比16万6229円高)、雌が55万6041円(同比9万2778円高)だった。性別の平均キロ単価は去勢2883円、雌2414円。
16年初競りは高値取引が成立したが、頭数の減少は大きな課題として残った。
初競りに先立って式典が行われた。伊良皆光夫村長は昨年1年間の販売実績を振り返りながら購買者に感謝。「今年も高品質の多良間産の牛を出せるように頑張ろう」と述べた。
JA宮古地区本部の新城武一郎本部長は「今年も農家と連携し、良い品質の牛が出せるように頑張っていきたい」とあいさつした。