社会・全般
2016年1月22日(金)9:03
巨大金属板がキビに混入/宮糖城辺工場
作業一時中断 職員「目疑った」
宮古製糖城辺工場内で21日、長さ約2㍍、重さ約20㌔の帯状の金属板が見つかった。搬入された手刈りのサトウキビに混入していたと見られる。機械の故障は発生しなかったが、金属板などの除去や機械の点検などで作業が1時間にわたり中断した。同工場では「原料の品質低下や安全面に影響が出る。キビ収穫や運搬の際には注意してほしい」と呼び掛けている。
同工場では収穫時に使用するワイヤや鉄パイプ、鉄筋、バール、鎌、おのなど、さまざまな金属片がキビに混じって毎年確認されている。
工場職員は「機械の中で『ガーン』と大きな音がした。見ると、巨大な金属板で目を疑った」とびっくりした様子。「過去にはバイクのエンジンが見つかったこともあるが、今回のように大きくて重量のある物を見たのは初めて」と話した。
付属品と見られる金属なども確認された。使用目的ははっきりしないが、同職員は「大型重機の装備品と見られる。工場の機械が壊れなかったのは不幸中の幸いだ」と語った。