西里政江さん、大会長表彰/県母子保健大会
母子保健の向上発展に尽力
第49回県母子保健大会がこのほど、浦添市のてだこホールで開かれ、宮古島市の母子保健推進員、西里政江さん(60)=城辺西中=が大会長表彰を受けた。多年にわたり、母子保健の向上発展に尽力し、母子の健康保持増進に寄与したことをたたえたもの。西里さんは「賞をいただき、びっくりしている。受賞を励みにこれからも子供や母親たちが健やかに生活できるよう支援していければ」と喜びと抱負を語った。
西里さんは、2004年に母子保健推進員として委嘱されて以来、妊婦や赤ちゃんを持つ母親などの健康を見守るサポーター役として活動している。
主な活動内容は、乳幼児健診を未受診者へ勧めたり、乳児のいる家庭を訪問し、子育てについての不安や悩みを聞き、情報提供したりしている。
また、保育所や幼稚園での読み聞かせ活動にも積極的に参加している。
西里さんは都合で大会に参加できず、表彰状は市母子保健推進員連絡協議会の砂川春美会長が代理で受け取った。
砂川会長は西里さんの受賞について「母子保健推進員を10年間務めてきたのは、きっと活動が楽しいからに違いない」と喜んだ。母子保健推進員は担い手が不足していることから「西里さんの活動を見て、後輩たちが『私もやってみよう』という気持ちになればうれしい」と語った。