今年は100回の寄港に/クルーズ船
来島者、最多で19万9000人/誘致連絡協で受入態勢確認
クルーズ客船誘致連絡協議会の2015年度第6回幹事会が29日、平良港ターミナルビルで行われ、16年の受け入れ態勢や課題の確認が行われた。16年のクルーズ船寄港回数は計画中のものも含めると前回の幹事会で確認した72回よりさらに28回多い100回となり、すべての船に定員上限の客が乗船した場合の最多来島者数は19万9000人となる。実数としては定員の半分程度を見込んでいる。
16年は、15年にも中国から12回寄港した「スーパースターリブラ」(定員1954人)が、4月5日から9月27日までの毎週火曜日、計30回寄港するほか、新たに「リブラ」よりも大型の「スーパースターアクエリアス」(2100人)が3月28日から10月24日までの毎週月曜日、計31回、台湾から寄港する。
そのほか、国内クルーズ船の「にっぽん丸」(524人)が4月14日、「ぱしふぃっくびいなす」(696人)が同15日、海外クルーズ船の「シーボーン・ソジャーン」(450人)が同27日、「ロストラル」(264人)が6月7日、「カレドニアン・スカイ」(114人)が同9日に、いずれも1回、寄港することが決まっている。
また、「ゴールデンプリンセス」(3100人)が8月24日から10月12日までの毎週水曜日、計8回、台湾から寄港する予定で調整が行われているほか、「スーパースターヴァーゴ」(1870人)が4月から9月まで計26回、中国からの寄港を計画している。
幹事会では16年の寄港はいずれも午前に入港し、午後出航を予定していること、最初の入港時などに歓迎セレモニーを行うことなどが説明された。
15年のクルーズ船乗客へのアンケートで77%の人から不満の声が上がっていた、インターネットが無料で利用できる「フリーWi・Fi」環境整備については、市街地を中心に整備する方向で、新年度予算に一括交付金事業として2500万円を予算要求していることを市観光課の平良和彦課長が紹介。沖縄銀行宮古支店の本永尚支店長は空港などへの両替機の設置を検討していること、八千代タクシー・バスの砂川能樹社長は16年度で新たに3台のバスを導入する予定であることを報告した。