きょう開通1周年/伊良部大橋
夢の架け橋、生活路線に
宮古本島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋は、きょう31日で開通から1周年を迎える。要請から40年を経て建設された夢の架け橋は、住民の生活路線としてすっかり定着し、観光振興にも大きく寄与している。県や宮古島市は31日、1周年を記念するイベントを開く。
伊良部大橋は全長3540㍍(語呂合わせでサンゴの島)。海中道路を含むと4310㍍に及び、無料で渡れる橋としては日本一の長さを誇っている。
昨年1月の開通当初から伊良部島、宮古本島の住民が頻繁に行き交って人の移動が活発化。生活物資や農産物、海産物の輸送でも活用され、大橋は瞬く間に生活路線として定着した。
絶景スポットとして県内外の注目も集めた。昨年7月には楽天トラベルの宿泊実績を基にした「2015年夏人気急上昇離島ランキング」で伊良部島が1位を獲得するなど大橋の効果は絶大。これらの評価が呼び水となって多くの観光客が伊良部島に足を運んだ。
トライアスロンや100㌔ワイドーマラソンの新しいコースにも組み入れられたほか、市民のウオーキングやランニングコースとしても利用され、スポーツ振興にも役立っている。
大橋開通から1年。県や市が実施する各種イベントを通して、多くの市民がこの1年を振り返り、開通の喜びをかみしめる。