1300人が爽やかウオーク/伊良部大橋
壮観な景色満喫/開通1周年を記念し
伊良部大橋の開通1周年を記念する「宮古島伊良部大橋ウオーク」が1月31日、開催された。1300人余が参加して宮古本島から伊良部島まで約5㌔の距離をウオーキング。橋梁の心地よい海風を浴びながら、壮観な景色を満喫した。
このイベントは、宮古島市の市制施行10周年記念を兼ねて行われた。島外から約750人、地元市民は約550人が参加した。
午前9時から出発セレモニーが行われ、大会長の下地敏彦市長は「昨日まで雨が降っていたが、皆さんの熱意が通じてさわやかな天気になった」と話して歓迎を込めた。「きょうは、慌てず、ゆっくりと、海を眺めながら、新鮮な空気を吸いながらウオーキングを楽しんでほしい」と話した。
引き続きスペシャルゲストとして水前寺清子さんが登場。「皆さん、この橋を見てください。こんなのどこに行っても見られない。きれいな海、素晴らしい橋を楽しみながらゆっくりと歩こう」と呼び掛けた。
自身のヒット曲「三百六十五歩のマーチ」も披露してイベントに花を添えた。
この後、下地市長と水前寺さんが「行ってらっしゃい!」と声を合わせると参加者が一斉にスタート。宮古本島側のたもとから伊良部島を目指して歩き始めた。
スタート時間帯の気温は19・7度(午前9時)と絶好のウオーキング日和。汗ばむほどの陽気の中、参加者は友人や知人と一緒に歩を進めた。親子連れの参加も多く、中には乳母車を押しながら歩く市民もいた。
橋の最上部に着くと「気持ちいい」「最高」「海の色がすごい」と絶賛し、写真やビデオを撮るなどして記念に収めていた。
兵庫県から参加の今井八千代さん(76)は「ゆっくりと素晴らしい景色を楽しめた」と感想。「橋の下を通る船の船員さんたちが手を振ってくれて、とても気持ちが良かった。最高の思い出になった」と話した。
伊良部大橋は昨年1月31日に開通した。全長は3540㍍(語呂合わせでサンゴの島)。海中道路を含むと4310㍍で、無料で渡れる橋としては日本一の長さとなっている。