聞き取り調査を終了/ごみ残存問題調査特別委
報告書の作成作業へ
宮古島市議会の第15回不法投棄ごみ残存問題調査特別委員会(佐久本洋介委員長)が2日、市役所平良庁舎で開かれ、当局への聞き取り調査を終了し、今後は報告書を作成する作業に入ることを決めた。佐久本委員長は「職員がどういう仕事をしていたのかだいたいは見えてきた」との認識を示す。事務手続き不備や疑問点が噴出し、当局の説明が二転三転することもあったこれまでの委員会調査でどこまで真実に迫ることができるのか、注目される。
佐久本委員長は今委員会審議終了後、委員に対し「いつまでもこの委員会を続けるわけにはいかない。審議はこれで終わり、報告書作りに入りたい。(市議会)3月議会は3月2日から始まる。再継続はもう許されないと思う」として審議を終了させることを提案した。
会計管理者や監査委員から聞き取り調査の必要性について委員の考えを尋ねる意見が挙がったが、今までの調査内容をまとめ、問題点の洗い出しを行った後、必要となれば聞き取りを実施することとなった。
佐久本委員長は「委員会で解明しようとしてきたのは職員がどういう仕事をしてきたかということで、もうだいたいのところは見えてきたと思う。報告書の作成を行い、総括をしながら、疑問点が出てきたら、また確認していく。細かい疑問点は残っているが市民に納得してもらえる報告書を作ることができると思う」との考えを示した。
生活環境部の下地信男部長は委員会終了時に「当局の提出書類に不備があったり、いろいろなところで委員会を長引かせる原因を作ったことを反省している。事務処理が乱暴との指摘も受けた。この事案から職員が学んでいくことが大事。今後しっかりと、襟を正してと業務に取り組んでいきたい」と述べた。