政治・行政
2016年2月4日(木)9:06
自衛隊輸送艦、7日入港か/市、緊急事態連絡室設置
北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告したことを受け、下地敏彦市長は3日、平良庁舎で会見し、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)について「正式に配備するという通知は受けていない」と述べた上で、「市民の生命財産を守る観点から、(配備の)話があれば十分に聞いてみたいと思っている」と語った。市によると、7日早朝に自衛隊の輸送艦が平良港下崎埠頭(ふとう)に入港する予定という。宮古島へPAC3が配備されれば、2012年4月と12月に続き3度目となる。
市はすでに平良庁舎内に緊急事態連絡室を設置。県などから正式にミサイル発射の連絡があれば、下地市長を本部長とする対策本部に格上げし対応に当たることになっている。
ただ、県などからはどの時点で市に発射の連絡があるかは現時点は不明で、下地市長は「何かあった場合には、Jアラート(全国瞬時警報システム)で連絡するということが文書で来ている」と述べたものの「どの時点で連絡が来るかは分からない」と話した。