伊志嶺さんゴーヤーで受賞/県農林漁業賞表彰式
【那覇支社】】2015年度県農林漁業賞の表彰式が6日、那覇市の奥武山運動公園で開幕した「おきなわ花と食のフェスティバル2016」の特設ステージで行われ、宮古島市の伊志嶺一之さん(58)ら6個人3団体に、島田勉農林水産部長から表彰状が手渡された。
同賞は農林漁業の経営改善や技術の近代化・協業化の推進などで成果を挙げ、模範となる実績を収めた農林漁業者と生産団体を毎年表彰する。1977年のスタートから15年度を含め、農産や園芸、土地改良、林業、漁業、農山漁村地域活性化の7部門で217個人、115団体が受賞している
園芸部門(ゴーヤー)で受賞した伊志嶺さんは、「うれしく光栄に思う。この賞は地域の仲間が一緒に頑張ったお陰であり、感謝したい。今後は後継者への助言や指導などで恩返ししたい」と喜びを語った。
主な受賞理由として▽ゴーヤー栽培で高度な技術を確立し、県内市町村平均の約2倍となる収量を維持▽品質面でも高い評価を受け、14年度県野菜品評会で県知事賞受賞▽11年度に指導農業士認定を受け、研修生の受け入れを積極的に行うなど、新規就農者の育成に尽力▽JA宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会副会長、ゴーヤー専門部会長として、組織の育成と地域農業の発展に大きく貢献ーなどが評価された。