池間さんが農水大臣賞/「花食フェス」
重田さんはJA理事長賞/野菜品評会 宮古の生産者が金銀銅
【那覇支社】「おきなわ花と食のフェスティバル2016」の園芸部門表彰式が7日、那覇市の県立武道館で行われた。宮古地区は野菜品評会で、池間義光さん(JA上野)のゴーヤーが金賞の農林水産大臣賞に輝き、重田康行さん(同平良)のトウガンが金賞の県農業協同組合理事長賞に選ばれるなど、2品目で金銀銅の3賞を受賞した。池間さんは野菜産地活動(創意工夫部門)表彰も受けた。
審査講評で、池間さんのゴーヤーは「色の濃さ、つや、形状の揃いなど高品質で非常に良かった」、活動表彰には「ゴーヤーのうどんこ病などに硫黄粉剤を用いた防除技術は、地域の生産振興に大きく寄与した」として、高く評価された。
受賞に池間さんは「初めての金賞が素晴らしい大臣賞なので、非常に喜んでいる。農薬を少なくした環境保全型農業を目指している。消費者に感謝の気持ちを忘れずに、生産仲間と切磋琢磨しながら日々努力していきたい」、重田さんは「栽培3年目での受賞は、JA関係者や先輩方からの教えを忠実に実行したお陰であり、感謝したい。栄養価の高い宮古島産のトウガンを、自信を持って島外にもアピールしていきたい」と、それぞれ喜びを語った。
表彰式で、砂川博紀JAおきなわ理事長は「受賞者は地域の模範となり引き続き、消費者のニーズをとらえた品質の高い農産物の生産に精励してほしい」とあいさつした。
島田勉農林水産部長は「沖縄ブランド確立に向け、高品質で安全安心な農産物を安定的に供給できる拠点産地形成を積極的に推進したい」と述べた。
なお、池間さんら農林水産大臣賞や県知事賞の受賞者は8日、砂川博紀JAおきなわ理事長らと県庁を訪ね、浦崎唯昭副知事に受賞を報告し、受賞農産物を贈呈した。
このほかの入賞者は次の通り。敬称略
【銀賞】伊志嶺薫(ゴーヤー、JA上野)仲里長造(トウガン、同平良)砂川康男(サヤインゲン、同城辺)【銅賞】伊志嶺一之(ゴーヤー、同上野)渡真利兼(同)仲間茂盛(トウガン、同上野)下地博和(同)真壁恵修(タマネギ、同上野)