超高速ブロードバンド 18年度にも整備へ/県と市村の意見交換会
5年目を迎える沖縄21世紀ビジョン基本計画の中間評価に関する県と市村の意見交換会が9日午後、県宮古合同庁舎で開かれた。この中で県側は、ICT(情報通信技術)の利用を推進する超高速ブロードバンドの整備について言及。2018年度にも市内に整備する方向性を示した。
意見交換は、10年計画の沖縄21世紀ビジョンを中間評価し、後期計画に県内市町村の意向を可能な限り反映することが狙い。県側は浦崎唯昭副知事のほか各部の幹部が顔をそろえ、市と村はそれぞれ首長らが出席して意見を交わした。
情報の通信環境を高速化する超高速ブロードバンドの整備については県が前向きに回答。16年度に調査を実施し、18年度にも整備する方針を打ち出した。
このほか市は▽宮古広域公園の早期整備▽平良港漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業の推進▽宮古空港、平良港における動物検疫上の早期指定空港化▽空港の拡張整備▽下地島空港と周辺残地の利活用促進▽中央児童相談所宮古分室の設置-などを要望した。
村は、産業廃棄物や廃船などの処理に関する県の支援のほか、畜産振興、福祉の充実などを求めた。
意見交換は、冒頭以外は非公開で行われた。