社会・全般
2016年2月10日(水)9:06
野原分屯基地に移動/PAC3
輸送船舶手配中で一時保管
北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射に対応する形で防衛省が平良港トゥリバー地区に配備していた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を撤去し、上野野原の航空自衛隊宮古島分屯基地へ移動させる作業が9日午前に行われた。島外へ輸送するための船舶の手配ができるまで同分屯基地内で一時保管される。
今回の撤去作業は、北朝鮮によるミサイル発射予告を受け、発令されていたミサイル破壊措置命令を防衛省が8日午後5時すぎに解除したことに伴い実施された。
作業は午前7時ごろから始まり、配備されていた2台のPAC3うち1台が同9時30分ごろ、同45分ごろにもう1台が分屯基地内へと自衛隊の車両で運び込まれた。
島外へ輸送するための船舶手配は現在、調整中で、手配ができた段階で下崎ふ頭から船舶に積み込まれ搬出される予定となっている。