05/03
2025
Sat
旧暦:4月5日 友引 辛 
社会・全般
2016年2月14日(日)9:05

愛着度、定住度高い/多良間村

住民アンケート結果報告/村人口ビジョン策定委


アンケート結果などが報告された委員会=10日、多良間村役場

アンケート結果などが報告された委員会=10日、多良間村役場

 【多良間】村人口ビジョン策定委員会が10日、多くの関係者が参加し、村役場会議室で行われた。住民アンケートの結果報告が行われた。それによると島への愛着度、定住度は高く、雇用、子育て、医療の充実などの向上を求める意向があげられている。

 2005年に一度は人口増加に転じたものの、10年には、1990年より16%減少している。それを回復させることは容易でないことから「第4次多良間村総合計画」では、人口をほぼ現状維持することを目標に「確かな発展でつくる心のふるさとゆがぷう島たらま」を将来像とし推進することを目標に進めている。

 住民アンケートによると「島への愛着度」は「どちらかといえば感じてる」が51%、「強く感じている」が38%と、合わせるとほぼ9割を占めている。その理由として「身近な海や自然」「静かな環境」「犯罪の少なさ」などが挙げられている。

 定住については「どちらかといえば住み続けたい」が38%と最も高く、「ずっと住み続けたい」が33%で、合わせると7割超が定住に対して意思がある。

 また、「引っ越しを決意するきっかけは何だと思いますか」という設問に対し「子どもの進学や就職に合わせて」「希望する仕事が見つからない」が挙げられている。

 「子育て支援・環境を充実するためにどのような取り組みが必要か」については「学童保育の充実」「公園など子どもの遊び場の整備」が挙げられている。

 同村では現在、保育所卒園後、幼稚園に入園となっているが(2年幼稚園)、保護者からは午後からの預かり保育の要望もあげられているが、いまだ対策が取られていないのが現状。保護者からの早期検討の声も示されている。

 アンケートの結果を踏まえ基本方針・施策の展開として、国が定める総合戦略や、村のまちづくりの方向(①仕事づくり、②人の流れ、③結婚・出産・子育て、④まちづくり)を踏まえ、村の総合戦略の目標として移住・定住に関する希望を実現するため、仕事や住まい、子どもの教育など総合的な情報提供や支援で、U、I、Jターンを進める。

 地域の子育て支援の仕組みを充実させ、若い世代が希望する結婚や出産を支える対策を推進することで、人口減少を食い止めるとしている。

 また、多良間島の知名度を上げるために「特産品の開発・販売観光関連施設整備事業」として▽黒糖エコ生産の島としての知名度アップ▽黒糖の付加価値をつけた特産品開発▽特産品の開発・販売-などで多良間村の安全・安心を国内外にPRすることで「黒糖エコ生産の島」として知名度のアップにつながればと期待されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!