浜比嘉さんに感謝状/宮古島署
イノシシ捕獲 儀間巡査長には署長賞
宮古島署の瑞慶山力署長は18日、体長約1㍍のイノシシ捕獲に協力した浜比嘉実さん(58)に「身の危険を顧みず、警察官と連携してイノシシを捕獲した」として感謝状を贈呈した。また、同署下地駐在所の儀間大樹巡査長に「イノシシを捕獲し、人身に対する危険を未然に防止した」として署長賞を授与した。
浜比嘉さんは「昔の経験から捕獲できると思った。最初に牙を見たときは『子供に向かったら大変』と思い、無我夢中で捕まえた。確保したときはホッとしたのと『やった』という気持ちになった」と捕獲時を振り返った。
儀間巡査長は「地元の人の協力がなければ捕獲は難しかったと思う」と、浜比嘉さんの協力に感謝した。
儀間巡査長は11日午後6時すぎ、地元の人から「イノシシがうろうろしている」との情報を得て探し、与那覇地区コミュニティーセンター(通称・与那覇公民館)の敷地で発見した。イノシシの牙を見て「一人では無理」と考え、本署(宮古島署)に応援を要請。同署にも午後6時30分ごろ110番があり、パトカー2台と警察官4人がすでに現場に向かっている途中だった。儀間巡査長は「さすまた(刺又)」を使って、浜比嘉さんとの協力で生け捕りにした。
捕獲されたイノシシは宮古島署に搬送され、翌12日朝、無事飼い主に返されたという。