販売額3億円超え/2月肉用牛競り
子牛1頭72万円の高値
JAおきなわ宮古家畜市場の2016年2月期の肉用牛競りが19日開かれ、成牛を含む全体販売額が3億円を超えた。子牛1頭平均価格は71万9166円、平均キロ単価も2790円の高値取引が成立した。
今月競りには子牛406頭が上場され、全部競り落とされた。1頭平均価格は前月比2万2369円高となり、好成績だった初競りの価格を上回った。
性別の1頭平均価格は去勢75万8156円(前月比4202円高)、雌は65万469円(同比3万7747円高)といずれも高い値が付いている。
平均キロ単価も前月より67円高く、性別にみると去勢は2864円(前月比6円安)、雌2651円(同比160円高)だった。
1頭当たりの最高価格は101万6280円と前月に続き2カ月連続で100万円の大台を超えた。
これらの競り結果を踏まえた販売実績は、子牛だけでも2億9000万円以上の売り上げとなった。
成牛を含むと449頭が競り落とされた。1頭平均価格は69万8700円と70万円に迫った。去勢は75万8156円、雌は61万7652円だった。平均キロ単価は2507円。
この結果、成牛、子牛を合わせた全体の販売額は3億1371万円と3億円を超える大商いとなった。
高値の要因は全国的な素牛(子牛)不足。各地で引き合いが強く、県内すべての競り市場で子牛の高値取引が続いている。
前年における宮古地区の販売額(多良間含む)は38億2700万円と過去最高額の実績を挙げている。