10人に辞令・委嘱状交付/市伝統工芸センター運営委
宮古島伝統工芸品センター運営委員の任期満了に伴い、市(下地敏彦市長)は22日、市役所平良庁舎で下地市長が委員長の長濱政治副市長ら10人に辞令・委嘱状を交付し、同センターのさらなる有効活用に期待を込めた。任期は2年。
交付式で、下地市長は「工芸センターは新たな場所に移転し、かなり市民や観光客で活気を呈している。もっと活用し、宮古の織物を県内外に広めたい。そして宮古を代表する工芸品として世に知らしめたい」と決意を新たにした。
その上で「委員の皆様方は、工芸センターをもっとより良くするためにはどうすればいいのかを考え、その意見をたまわって運営していきたい」と語った。
引き続き初回の運営委員会が開かれ、事務局案で委員長に長濱副市長、副委員長に市観光商工局の奥原一秀局長が就任した。
長濱副市長は「宮古上布だけでなく、いろんな伝統工芸品があるから、工芸センターを軸に広くPRしたい」と意欲を見せた。
同センターは、2014年4月に移転新築した。同センターがまとめた見学者累計によると、移転前の13年度は694人、移転後の14年度は前年度に比べ約8倍の5546人。15年度は1月までに3314人が訪れている。
委員長と副委員長以外の委員は次の通り。(敬称略)
下地悟(市教育委員会生涯学習振興課長)▽長濱修(同博物館長)▽岩本大輔(文化財保護普及び推進員嘱託員)▽砂川猛(工房風樹代表)▽神里佐千子(福樹工房代表)▽仲間利夫(市水産観光アドバイザー)▽砂川利枝(市体験工芸村チガヤ工房代表)▽與儀榮功(宮古木工芸代表)