教育・文化
2016年2月23日(火)9:03
「続けることが大事」
先輩医師、川上さん教育講演/久松中
久松中学校(平良善信校長)で22日、久松出身で同校17期卒業生の医師、川上正人さん(静岡県にある医療法人社団喜生会新富士病院長)を招いての教育講演会が開かれた。タイトルは「なりたい人になるために」。川上さんは「生きることは、生き続けることであり、『続ける』ことが一番大事」と力説した。全校生徒139人は、熱心に聞き入っていた。
川上さんは「昭和46年に宮古高校を卒業して金沢大学医学部に入学した。いろんな出会いがあったが、言葉の壁でなかなか通じなかった。同じ事を言っても分かる人と分からない人がいる。人にはそれぞれの受け止め方の違いがあると思った」と述べた。
また「できないことから逃げないで、乗り越えてほしい。ライフワークとかライフスタイルという言葉があるが、ライフには『続ける』という意味がある。いくつになっても自分のライフが続けられるように成長してほしい。人と人、先輩と後輩はつながりで生きている。つながりを大事に、一つ一つ乗り越えて頑張ってほしい」と激励した。