新観光コースを視察/伊良部観光整備計画策定委「ヤーガマ・クーガマ」
伊良部地区観光整備総合計画を策定する委員会(委員長・長濱政治副市長)は25日、伊良部で雄大な景色が一望できる牧山展望台(標高89㍍)、佐良浜地区の特異な斜面地形に立ち並ぶ集落の小道を歩く新観光コース「ヤーガマ・クーガマ」、奇岩珍岩が点在する佐和田の浜などを視察した。長濱副市長らは、古い時代から愛称で小さい家を意味する「ヤーガマ・クーガマ」を巡り「面白いコース」と感嘆の声を上げていた。
この日の視察は、伊良部地区内の現状を理解し把握することで新たな観光地を目指して策定される同計画に反映させるのが目的で初めて実施された。
伊良部大橋開通後、迷路のように入り組んだ小道の「ヤーガマ・クーガマ」は、新観光スポットとして人気が高い。小道のそばには自然の巨岩、野面積みの石垣、聖地の御嶽(うたき)、洞穴などが観察できる。
伊良部漁協職員の普天間一子さんは、観光ガイドで「ヤーガマ・クーガマ」を紹介している。この日もガイド役を務めた。
普天間さんは「観光客を対象にした『ヤーガマ・クーガマ』は、漁師の家で新鮮な魚やタコの料理などを食べるコースになっている。観光の売りは『人』なので、観光客は漁師とその家族に触れ合うことで満足する」と説明した。