一般会計総額は381億円/市議会3月定例会
過去最大規模に/16年度予算案上程へ
宮古島市議会(棚原芳樹議長)の全員協議会が26日に市役所平良庁舎で行われ、市当局が3月定例会に上程する2016年度一般会計予算案などを説明した。同予算の総額は過去最大規模となる381億200万円で、前年度比では11・0%増となっている。今定例会では補正予算案を含めて予算関係21件、条例関係は22件、議決22件の合計65議案が提案される。3月定例会は来月2日に開会する。
一般会計予算案の主な歳入は、市税47億2400万円▽地方交付税127億7300万円▽国庫支出金46億6200万円▽県支出金85億5700万円▽市債43億7700万円-などとなっている。
歳入における自主財源比率は16・8%にとどまり、地方交付税などの依存財源比率が83・2%を占めている。
歳出の内訳は人件費や物件費、扶助費、公債費等の経常的経費が241億3200万円、普通建設事業費や補助事業、単独事業費などの投資的経費は105億3100万円を計上した。
一般会計のほか、国民健康保険事業▽港湾事業▽農漁業集落排水事業▽公共下水道事業▽介護保険▽後期高齢者医療▽再生可能エネルギー運営事業▽土地区画整理事業▽新技術実証栽培事業-の9特別会計予算案も上程する。全特別会計予算案の総額は170億2900万円。
条例関係では、議員報酬および費用弁償等や議員の政務活動費の交付に関する条例の一部改正案などが提案される。
陸自駐屯地建設事業計画が地下水に与える影響について審査する市地下水審議会の公開での実施と議事録の公開を求める請願書が経済工務委員会に付託されるほか、宮古島への陸上自衛隊駐屯地建設事業計画の早期公開を求める請願書も総務財政委員会に付託される。
そのほか市の病床数削減を行わないよう県に求める意見書提出を要望する要請書が文教社会委員会に付託され、審議される。