人口減少数 宮古島市が県内最多/15年国勢調査速報
前回調査より843人減/5万1196人
多良間村は世帯数減
【那覇支社】県統計課は26日、2015年国勢調査速報(10月1日現在)を公表した。宮古島市の人口は5万1196人で、前回10年の調査に比べ843人(1・6%)減となり、人口減少数は県内市町村で最も大きかった。多良間村は1196人で、前回より35人(2・8%)減少した。県の総人口が増加する中で、宮古圏域2市村はともに1985年調査から人口減少が続いている。
県総人口は143万4138人で、前回に比べ4万1320人(3・0%)増え、人口増加率は全国で最も高かったが、伸び率は1980年調査以降、鈍化してきている。世帯数は55万9744世帯で前回より3万9553世帯(7・6%)増え、増加率は全国最高だった。1帯当たりの人員は前回の2・68人から2・56人に減り、1970年調査以降、減少を続けている。
県内41市町村のうち、人口は24市町村で増加し、17市町村で減少した。増加率が最も高いのは与那原町で12・9%、次いで与那国町の11・2%。減少率が最も高いのは粟国村の17・7%、次いで伊平屋村の10・6%だった。増減数では沖縄市が9066人増と最も大きく、次いで宜野湾市の4369人と続く。減少数は最も大きい宮古島市に次いで久米島町の758人となった。
世帯数は30市町村で増加し、11市町村で減少した。宮古島市は前回比769(3・6%)増の2万1965世帯、多良間村が同31(6・2%)減の468世帯。増加率が最も高いのは与那国町で51・5%、次いで与那原町の20・9%。減少率が最も高いのは北大東村の11・9%、次いで久米島町の6・7%、多良間村と続いた。増減数では那覇市が5582人増と最も大きく、次いで沖縄市の5361人と続く。減少数は久米島町の242人減が最も大きく、多良間村が4番目となった。