11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
政治・行政
2016年2月27日(土)9:03

市が「すまエコ」と調印/全島EMS

事業化向け、基本協定締結


下地市長(左)と宇佐美社長(右)が基本協定を締結した調印式=26日、市役所平良庁舎

下地市長(左)と宇佐美社長(右)が基本協定を締結した調印式=26日、市役所平良庁舎

 宮古島市のエコアイランド化を推進する全島エネルギーマネジメントシステム実証事業(全島EMS実証事業)のビジネス化に向け、宮古島市(下地敏彦市長)とエネルギー受給全般を取り扱う企業の「すまエコ」(宇佐美徹社長)の同事業に係る基本協定書調印式が26日、市役所平良庁舎で行われた。

 同実証事業は、県の委託を受けて市が実施している。島内においてエネルギーの最適需給システムを開発・実用化し、これをモデルに県内の離島で普及を目指している。

 調印式では、下地市長と宇佐美社長が、互いに協定書にサインをし、基本協定書を締結した。

 下地市長は「現在は実証事業として取り組んでいるが、当初から将来の事業化(ビジネス化)を目指していた。そのための事業主体について調査検討し、『すまエコ』を選んだ。エコアイランド宮古島構想を一緒に実現し、そして、このシステムを宮古島モデルとして国の内外にアピールしていきたい」と述べた。

 宇佐美社長は「市が進めているエコアイランド構想は私たちの理想と共鳴する。今回の協定書をスタートとして宮古島市、市民の皆さんと一緒に理想の実現のために全力を尽くしたい」と意気込みを示した。

 このプロジェクトは、市と「すまエコ」が協力し、EMSを活用してエネルギー消費を効率化し、その仕組みを社会システムとして実現させるためのビジネス化に向けて取り組むことにより、市のエコアイランド化を推進するとしている。

 「すまエコ」は、将来のビジネス化を目指して、システム運用や事業計画について、検討と検証を担う主体としてプロジェクトに参画する。

 今後、この仕組みを新たなビジネスモデルとして確立できた場合は、国内初の需給協調型の面的EMS活用モデルになるとしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!